今日の相場を読み解く
前日の米国市場でブロードコム(AVGO)が12.59%急落しました。AI半導体の通年ガイダンスを据え置いたことが嫌気され、市場の期待を下回ったと判断されたためです。
この余波が東京市場に直撃しました。東京エレクトロンとアドバンテストの2銘柄だけで、日経平均の下落幅882円のうち約96%を占めました。前場は一時1,600円超の下落を記録しましたが、終値では882円安に収束しています。
一方、東証プライム全体では約8割の銘柄が値上がりしました。半導体から資金が抜けた分、金融・内需セクターへシフトするローテーションが起きた1日でした。前日に11.28%急落していたソフトバンクグループも、0.66%の小反発に転じています。
数字で見る今日の日本市場
マーケットサマリー
- 日経225:66,588円(-882円・-1.31%)
- ドル円:159.97円
- 日本10年国債利回り:2.658%
今日の主な銘柄の動き
- 東京エレクトロン(8035):59,450円(-4,210円・-6.61%)
- アドバンテスト(6857):26,765円(-1,405円・-4.99%)
- ソフトバンクグループ(9984):7,426円(+49円・+0.66%)
明日の注目イベント
- 米国5月雇用統計(日本時間21:30発表・予想+10.5万人)
市場予想を上回ると、FRBの利下げ期待が後退してドル高・株安方向に傾きやすくなります。逆に下回れば利下げ観測が強まり、株式市場の買い材料になる可能性があります。今夜の数字次第で、来週月曜の日本市場の方向感も変わってきます。
リーマン先輩からひと言
半導体2銘柄で指数が1,600円超下げる展開は、改めてこのセクターの影響力の大きさを感じました。雇用統計の結果を確認してから週末を迎えたいところです。
用語集
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| ブロードコム(AVGO) | 米国の半導体・インフラソフトウェア企業。AI向けカスタム半導体の大手サプライヤー |
| 通年ガイダンス | 企業が公表する年間の業績見通し。市場の期待値との差が株価を大きく動かす |
| セクターローテーション | 市場環境の変化に応じて、資金が特定の業種から別の業種に移動する動き |
| FRB | 米国の中央銀行。政策金利の決定機関で、雇用統計はその判断材料として重視される |
| 雇用統計 | 米国労働省が毎月発表する就業者数・失業率等のデータ。世界市場が最も注目する経済指標のひとつ |
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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