リスクと成長率の分布、投資効率メーターの2つのチャートをアップデート
『全部10万円ずつ買ってみた』で銘柄分析に使用しているリスクと成長率の分布、投資効率メーターの2つのチャートをアップデートしました。
以前のは23年6月時点で過去10年間のデータを使用していましたが、それを24年正月時点で過去10年間のデータに最新化したものとなります。
リスクと成長率の分布 2024
【リスクと成長率の分布について】
『S&P500』を基準に、それぞれの投資信託商品のリスクと成長率(リターン)が高いのか低いのか、をプロットしています。
見方ですが、例えば『新興国株式』は『S&P500』に較べてハイリスク&ローリターンとなっています。これは『新興国株式』は値動きが激しい割に『S&P500』ほど儲からない、ということを表しています。
投資効率メーター 2024
【投資効率メータについて】
投資効率とは、リスクを同じ程度に調整した場合のリターンを定量化したものです。ここでは『S&P500』の投資効率を100として、それぞれの投資信託商品の投資効率をプロットしています。
例えば『新興国株式』は『S&P500』に較べて投資効率が3分の1程度しかなく、リスクに見合っていない投資対象であることが分かります。
また『NASDAQ100』はリスクと成長率の分布ではハイリスク&ハイリターンに位置付けられていますが、投資効率メーターを見れば『S&P500』よりも効率よく儲かることが期待できます。短期で見たら値動きは激しく精神的な負担は大きいですが、長期では『S&P500』よりも優れた投資先であると言えます。
投資効率という面では『NASDAQ100』は『レバナス』よりも優れているのは驚きですね。
なお、更新した各チャートにおいて『S&P500』を基準にした各銘柄のプロットの位置は大きくは変わっていません。
なぜS&P500が基準になっているの?
読者の方には「なぜS&P500を基準にしているのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。これは筆者が「『S&P500』への投資が資産形成の基本」との信念を持っているからです。
『S&P500』への投資の何が素晴らしいか、どういった商品を買えばいいかはこの記事を参考にしていただければと思います。
まとめ
これまで詳しい説明のないままリスクと成長率の分布、投資効率メーターを使ってきましたが、本ブログで初めて見方/使い方に触れてみました。これらのチャートに、(データさえあれば)投資したい銘柄をプロットすることで比較が容易になりますし、商品の特徴がどなたにも分かり易くなると考えています。
これからも銘柄分析をする際はこのマップとメーターを活用してリーマン投資ブログに記事をアップしていきます。ぜひ2024年もお楽しみに!
さいごにお知らせ
このたび「お問い合わせ」ページを設けました。取り上げてほしい商品がありましたらこちらからご連絡ください。データが入手できる商品であれば2つのチャートにプロットした上で分析いたします。
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