銘柄分析『iFreeNEXT 日経連続増配株指数』

日本の高配当株式に関連するさまざまな商品が発表されていますが、新NISAに向けて検討の余地があるか気になったので、過去にさかのぼってデータが取得できた『iFreeNEXT 日経連続増配株指数』について調べてみました。

基本情報

✅信託報酬:0.451%
✅日経連続増配株指数(トータルリターン)の動きに連動した投資成果をめざす
✅10年以上連続して増配する企業70銘柄を対象
✅毎年6月に指数構成銘柄入れ替えを実施
✅決算日:4、10月の21日(資産成長型)

構成比率上位20位を見てみると、安定して収益を上げている優良企業が並んでいます。

比較のため三菱UFJが出している『日経平均高配当利回り株ファンド』の構成銘柄も上げておきます。こちらは高配当銘柄でおなじみの超優良企業が上位を占めています。

『iFreeNEXT 日経連続増配株指数』『日経平均高配当利回り株ファンド』、好みが分かれますね。

※一応最近話題の低経費商品『SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)』の構成銘柄も載せておきます。こちらのラインナップは好みが分かれる内容です。

リスクと成長率の分析

日経連続増配株指数(トータルリターン)の2020年1月からのデータが入手できたので、およそ4年分のデータを基に分析しました。

結果は『S&P500』と比較してリスク・成長率ともに低くなりました。これは予想した通りなのですが、特筆すべきは『米国高配当株式』よりリスクが低く、かつ成長率が高い結果が出たことです。さらに『日経225連動商品』より格段にリスクが低いという結果にも驚きです。

投資効率

投資効率も優秀です。『米国高配当株式』より効率的に資産を増やすことができることが分かりました。『日経225連動商品』とは比較になりません。これは『iFreeNEXT 日経連続増配株指数』の採用銘柄が10年、20年のスパンで数多の危機にも左右されず増配を続けてきたことを裏付けるものです。

配当利回り

直近の配当利回りについて調べた結果、次のとおりとなりました。

日経連続増配株指数(参考)日経平均
配当利回り2.2%1.9%

iFreeNEXT 日経連続増配株指数2.2%は実は日経平均よりやや高い程度でした。この銘柄の強みは市場全体が下落しているときでも配当で資産が増やせる点であると言えます。平時の配当狙いならこの銘柄ではありません。

まとめ

新NISAで長期投資をするのであれば『iFreeNEXT 日経連続増配株指数』は優秀な投資先であることが分かりました。特にコアで『NASDAQ』や流行りの『FANG+』を検討されている方はPFに組み込むとよいでしょう。PF全体でのリスク低減と安定成長が捗ることと思います。

私も新NISAの成長投資枠でこちらを検討したくなりました。(本気です!!)

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