コラム『2024年の日本株戦略』

まずは1年と3カ月が経った『全部10万円ずつ買ってみた』今週の値動きですが、今週はいつもと趣向を変えて日本個別株について触れてみたいと思います。

なお結論ですが、今年前半に要注目な銘柄9つを挙げています。

今週のマーケット

今週はとにかく日本株の上昇の勢いがすごかったですね。1週間で2,200円(6.6%)の上昇はよく頑張ったNASDAQの3.1%の上昇が霞んで見えるほどです。
日経225 +6.6%
NASDAQ +3.1%
✅NAS100 +3.2%

1月12日の日本株の違和感

1月12日の日経225は527円の上昇でした。キタコレ全面高、と思いきや、私の注目銘柄リストはそれほど上がってません。これを不思議に感じたため、この違和感の原因は何か調べてみることにしました。

まずは1月12日の日本株のヒートマップです。

緑が上昇銘柄、赤が下落銘柄ですが、緑一色ではないんです。各セクター赤と緑が入り乱れていて、若干緑が多い程度、つまり一部の銘柄が日本の株価を押し上げていることがこれで分かりました。

念のため騰落レシオを確認しました。

赤丸で囲った部分が直近の騰落レシオの動きですが、今年に入って日経225は爆上げしていても騰落レシオは下がっていました。しかも直近3日間でその傾向は顕著でした。(ただこれは予想通りの結果ではあります)
※騰落レシオとは、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から市場の過熱感を見る指標です。この場合、「直近3日間で日経225は爆上げしてますが、上がっている銘柄数は減少している」状態と言えます。

現在の日本マーケットの参加者

次に今誰が日本株を買っているのかを調べました。
日経225先物の手口を見ると、外国人が上位を占めているのが確認できます。

黄色セルが外国証券会社で、上位2社(ABNアムロとソシエテ)だけで6割を占めています。

リーマン先輩のひとりごと

今週何が起きていたのか、考察(というか妄想)してみました。
今の日本マーケットには海外からの資金が流入しており、外国人が大量に買い支えている状況に見えます。そして日本株を買う際は手あたり次第に、ということは当然なく、これはという有望銘柄に絞ってピンポイントに買っているのでしょう。

であるなら、今週買われた銘柄は直近で外国人に気に入られた銘柄で、この先も日本株の好調が続くならきっと買われる銘柄に違いない、と考えています。

具体的にはどんな銘柄?

参考までに1月12日の日経225採用銘柄の上昇率トップ25を貼っておきます。ここに挙げた銘柄は今注目の半導体関連含めて人気銘柄が多いことが分かります。日本株を買うならこの中から外国人が好きそうな銘柄を厳選していけばよいでしょう。

ちなみに私が気になるのはハイテク・半導体関連では
SUMCO
✅富士フィルム
✅TDK
✅SMC
✅信越化学
✅オリンパス

それ以外では
✅リクルート
✅NTTデータ
✅任天堂

といったところです。

おわりに

今回初めて日本個別株について書いてみました。
実は若い人には日本株を触ってほしくないのですが(理由は別の機会に)、24年は日本株の年かもしれないと感じていろいろと調べていくうちにいい情報が集まったので記事にしてみました。

上記の気になる銘柄の答え合わせは半年後くらいでしょうか、どうなるか楽しみです。

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